色の名前って・・・??

日本語最古の基本色彩語(色を表す言葉)って7,8世紀ぐらいの飛鳥・奈良時代ころでしょうか

あか・あを・しろ・くろ・・の4色でした。

“古事記”や“日本書紀”にも記されていましたよ。

日本書紀(上)全現代語訳 (講談社学術文庫) 日本書紀(上)全現代語訳 (講談社学術文庫)
(1988/06/06)
宇治谷 孟

 

 

形容詞として使ってる色って
赤・青・黒・白だけですよね。
赤い~・青い~・黒い~・白い~・・・

黄色いや茶色いなどはまた形が違いますからね、

紫い~とか緑い~とか灰い~とか橙い~などとは言いませんよね。
ワードで文字を“紫い”と打ってみると、波線がついて「間違っているんじゃないの?」って教えてくれますからね。

その後、平安時代頃には
紫や緑や黄などが基本色彩語に加わりました。

 

って・・・朝の太陽が昇るさまから、「明るい」「夜が明ける」から「開く」から来ているとも聞きます。(太陽の存在大切に思い、感謝してきましたからね。)
アカ・・・はアは「現・・・アレ」のア、で、カは「輝く・・・のカ」が語源だそうです。
魔除けの色でもありますからね。赤ん坊という呼び名も口紅などの化粧も魔除けの意味合いが強いのです。


ちなみに西洋でも、赤が魔除けカラーです。この子は、17才で枢機卿になったのですが、翌年になくなりました。この子のご兄弟も不思議な運命をたどっています。「独裁主といわれたコジモ一世」の息子ジョバンニくんです。

 

 

って・・・語源は「藍」や「仰ぐ」などといわれています。
平安時代頃は、青と緑などは、曖昧で、青といえば、青みの緑でした。
青春・青二才・青年のように未熟なものを表す時にもよく使われますよね。
(ちなみに、西洋でもゴシックの時代には緑を青春の色、未熟な色としていましたよね。)

むかしは、青も緑もいっしょに青と呼んでいました。(ゆる~~い感じが素敵ですね。)
今でも、青もの野菜とか青信号など・・・実際は緑色ですよね。

目をみはる伊藤若冲の『動植綵絵』 (アートセレクション) 目をみはる伊藤若冲の『動植綵絵』 (アートセレクション)
(2000/07)
ちなみに・・・伊藤若冲さまは青物問屋の息子さんでしたから・・・
かれは、青や緑の色をどう感じていたのでしょうか?

 

 

って・・・語源は「暗し、昏(クラ)」「涅(クリ)」「暮れる」から転じた。
黒は闇を表すので、イメージとして罪をあらわし、「容疑者は“黒”かも」と表現したり、「ブラックリスト」とか腹黒い」「黒幕」・・・影の役割で「黒子」など
仏教が伝来されてきた頃、黒の価値観は
何色にも染まらぬ不動の色とされ、僧尼の衣の色にふさわしいとされました。それまで(古代)は“けがれの色”として忌み嫌われてました。

裁判官の衣の色も黒なのはやっぱり、“何色にも染まらぬ”からですよね。

 

って・・・日本語の白の語源は、太陽が昇ってから辺りが明るくなってきて、形などがはっきりするという意味合いの「著(しる)」からきているという説と、

明るくなるという意味の「しら」からきているともいわれています。すべてのことを白日の下に晒す・・・ことでしょうか。

「素人」・・・しろうと・・・は、「白人」の音変化で、平安時代の芸人さんで芸がへたくそな“ただ顔を真っ白に塗っただけの人”とバカにした所から来ているそうです。

この、4色・・・

陰陽五行説を連想なさったかた・・・!

ピンポ~ンです。
黄色がくると・・・

 

ちなみに・・・このモンドリアンの作品も”赤、青、白、黒そして黄色”なのですよね~。

なんとな~~く好きだった理由ってこれだったのかな?
ん??ちがうかな?

※ プチネタですが・・・モンドリアンは緑が好きではなかったらしいです(調べてみました(*^_^*) )

今日は、FC2ブログを書いていた時代の記事を復活させてみました。

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それでは

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